1~4月に大幅に株価が上昇したので、すっかり割高感が感じられる株式相場。しかし、少しずつ割安に近づいてきて7-8月は通常レベルまで下がってきたように思います。そこで、このタイミングで2銘柄だけ購入をしました。
今回は市場全体の割安・割高の考え方と購入した2銘柄の選び方について紹介したいと思います。
市場全体の割安・割高の判断の仕方
難しい話は抜きにして私のやり方だけ簡単に紹介します。
「市場全体」と言いましたが、すべての銘柄を毎日分析することは私にはできません。。。なので、世の中にある指標を使って判断しています。その指標は日本株なら日経平均株価です。
これは、日本経済新聞社が選んだ225社の平均株価になります。テレビやネットで株のニュースを見ると必ず出てくるほど有名な指数です。
次に、この日経平均株価の数値が割安なのか割高なのかについてです。これはシラーPER (CAPE ratio) を使って見ています。これは過去10年間の純利益にインフレ率を調整して計算したPERとなります。単位は倍で、25倍以上なら割高判断となります。
日経平均株価では2014年以降、25倍以上になったのは2015年2月と11月、2017年10月、2018年4月の4回でそれぞれの翌年同月に日経平均株価はそれぞれ16%下落、11%下落、増減なし、1%下落となっています。25倍以上だと必ず下落するとは言えませんが、天井付近だなという見方はできると思います。
個別銘柄の選び方
市場全体が割安なら、そろそろ何か買おうかなという気持ちになります。個別銘柄の選び方として、まずは自分のポートフォリオを確認します。投資の世界では分散投資をすることでリスクを抑えることができるので、偏りが起きないように現状把握を最初に行います。
今回、購入前にポートフォリオを確認した結果が、以下の通りです。
全体的に分散できているように見えますが、建設業・卸売業・金属製品・電気機器が10%越えで多めのため、これらの業種以外の銘柄を選ぶことにしました。
次に個別銘柄ですが、こちらは以下の指標を参考にしています。
- 利益余剰金が右肩上がりである。
- 自己資本比率が安定して高い。60%くらいは欲しい。
- 配当利回りにはこだわりがないが、一応確認している。
- 配当性向は高すぎない。40%以下にしておきたい。
以上の指標に問題なく、ポートフォリオにないか割合が少ない銘柄を探して、今回は2銘柄購入しました。それが以下の通りです。
1.あさひ (3333) : 小売業
若干の趣味が入っており、気持ちとして買いたい銘柄でした(笑)自転車専門の直営店・ネット販売を行っている企業さんになります。利益剰余金はしっかり上がってきていますし、自己資本比率も70%越えと非常に高くて安心です。配当利回りは2.1%と高くはないですが、優待として年1回4000円の優待券が貰えるので、それを含めると5.1%と考えられます。年4000円は自転車のメンテナンス用品購入で使ってしまうので、まったく無駄になりません(笑)
安定して、配当も満足できて、さらに配当性向は15.5%とまったく無理をしていません!これは買いだ!!と思ってポチっとしました。
2.ヤマダコーポレーション (6392) : 機械
優待で有名な家電販売店さん・・・ではなく、オートモーティブ機器、インダストリアル機器という聞きなれない機器に関する事業をしている企業です。こちらも利益剰余金は右肩ありで自己資本比率も70%越えです。安心ですね。配当利回りは4%越えな上に増配が続いている高配当銘柄になります。最近高配当銘柄人気ですよね。配当性向も24.5%であり、かなり優良な銘柄!ポチっとしましょう!!という感じで購入しました。
購入後のポートフォリオ
最後に私のポートフォリオはこのようになりました。ちょっと見にくいですが、小売業がちょっと増えたのと、機械が追加されました。
卸売業がやや割合が高いですが、それ以外は10%以下になるように分散されました。いい感じです。
なお、購入時から現在までの株価推移ですが、3333 あさひ は、1370円→1436円、6392 ヤマダコーポレーション は、2326円→2345円とどちらも上昇しています٩(ˊᗜˋ*)و 短期間なので、市場の影響がほとんどですが、買ってよかったなと思います。
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