株式投資では個別株投資と投資信託の運用がありますが、どのようにして投資先を選べばいいのか悩みますね。今日は個別株投資をする際の選び方の1つを考えたいと思います。
企業に投資するとなると、一個人に対して相手は大きな企業なので、こちらが選ぶなんておこがましい感じがします(笑)
そこで、相手も一個人に置き換えるとハードルが下がって考えやすくなるかと思います。
さて、友達にお金を貸すときはもちろん返ってくることを前提にすると思いますが、どちらの方が返してくれそうだと思うでしょうか?
① 貯金が50万円あるが、借金が100万円ある人
② 貯金が20万円あって、借金が10万円ある人
どちらも「2万円貸して、後で利子つけて返すから♪」と言ってきたとき、どちらに貸すでしょうか?友達なら人柄という要素も入りそうですが、そこは同じレベルとしておきましょう。
私なら②の人の方がお金返してくれそうだな、と思います。きっと手持ちがないから貸してほしいだけで、数日以内には返してくれそうです。一方①の人はもしかしたら借金返済のためにいろいろな方にお金を借りようとしているのかもしれません。貯金をすべて借金返済に充てても返済できないので、いつ返ってくるのか、もしかしたら返ってこないかもと考える必要があります。
話を企業に戻すと、企業もやはり借金がたくさんあるところはお金を貸しても返ってくるか心配だと思います。企業の場合は借金は負債、返ってくるお金は配当または株価に当たるかと思います。基本的にリターンを期待して株を買うものだと思いますので、配当が無くなったり株価が暴落したら、何のために投資しているのかわかりません。
よって、負債よりも資産が多いということが安心材料の1つと考えています。それを見るための方法として貸借対照表というのがあります。
貸借対照表は企業の財政状況を確認できるデータになります。一般的に2列のグラフで表され、左列が資産、右列が負債, 純資産となります。資産=負債+純資産です。
また難しい話になりそうなので、個人で考えたいと思います。
話がそれますが、貸借対照表は個人で使う場合も進めている方がウェブ上で多々います。家計簿よりも手間が少なく現状を把握することができるというのが特徴です。
家計簿は日々の入金、出金をメモしていくので、メモし忘れると家計が把握できなくなり正確に状況把握ができなくなります。1回分の買い物が抜ける分には大まかにわかるからOKと割り切れるかもしれませんが、やる気がなくなり、最終的に家計簿をつけるのが面倒になってしまいます。
貸借対照表は作成しようと思ったタイミングで情報を集めて作成できますので、その人に合ったスパンで実施できます。年1回でもいいですし、月1回でも良いかと思います。
話を戻します。貸借対照表を個人で作成することで、何が書いているか分かるようになりますので企業分析がしやすくなりますね。
貸借対照表は資産、負債と純資産の表になりますが、もう少し詳しく見ると資産は流動資産と固定資産、負債は流動負債と固定負債に分かれます。それぞれを家庭に割り当てると以下の通りです。
流動資産:現金、預金、有価証券
固定資産:土地、建物、車
流動負債:カードローン、短期的な借入れ
固定負債:住宅ローン、自動車ローン、長期的な借入れ
ちょっと長くなってきましたので、具体的な作成はまた後日に行いたいと思います。ではでは。
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