信頼できる銘柄の選び方は? (2)

前回の続きで、貸借対照表でお金を預けたい銘柄を考えようというテーマでいきたいと思います。

おさらいになりますが、貯金よりも借金が多い人にはお金を貸しても返ってくるか不安ですよね。自分の身の回りに置き換えて考えて理解を深めた後に、では企業ではどうかな?の検証をしていくコーナーです。

まずは、貯金と借金の関係を見るために自分の資産を貸借対照表にまとめてみました。昔は貯金額なんてあるだけ使えばいいじゃんという生活をしていたので、お恥ずかしいながら家計管理はできていませんでした。2018年から3年分は何とか記録がありましたので、2018年を基準に100として3年分の貸借対照表を作成しました。その結果が下の通りです。

2018年とは流動資産(現金や株式)より負債(住宅ローン、車ローン、クレジット/リボ払い)の方が大きいため、借金を完済するためには固定資産(家、車)を売らなければいけない状態でした。

2019年は流動資産と負債が同じくらいで何とか固定資産に手を付けなくても良さそうです。(実際には生活費が必要なので無理ですが^^;)

2020年は完全に流動資産の方が多く、負債を完済してもまだ現金が残ります。貸借対照表を作成する前に若干完済を考えましたが、今回表を作成することで改めて考えるタイミングだったんだなと思います。

また2020年は2018年に比べて総資産も4%増えていて順調に資産を形成できていると満足できました。

さて、満足して終了ではなく、これを企業に置き換えて見てみます。個人的に好きな無印良品の良品計画(7453)です。

バフェット・コードによる検索結果
https://www.buffett-code.com/

現預金+その他の流動資産が流動負債+固定負債を上回っており総資産もぐんぐん伸びているのでものすごく健全な感じがします。これは今後も期待ができますね。

脱線しますが、我が家の家計なんて一企業と比較すると伸び方がイマイチなんですね・・・。もう少し頑張らねば!

最後にいくつか検索して実際に運用した場合においても、ちゃんと結果が出せるかを見てみたいと思います。

検索条件は”流動資産が負債を上回っている”と”配当利回りが6%以上”にしました。3年前の状態を検索して現在の株価・配当利回りの変化率を比較してみます。

高配当銘柄を安心して運用できる結果を期待しています。

“流動資産が負債を上回っている” + “配当利益率6%以上(会予)”

表を作成した後に気づいたのですが、配当利回り6%以上で検索しているのに、データを見ると1~4%程度になってますね・・・。これについては機会を改めて見直したいと思います。

さて、検索にヒットした数は17件で全体の上昇率の中央値を計算した結果、株価上昇率は110%, 配当上昇率は126.32%でした。順調に資産が形成できそうですね。

“流動資産が負債を下回っている” + “配当利益率6%以上(会予)”

相対比較のため、”流動資産が負債を下回っている”+”配当利回り6%以上(会予)”も見てみました。最初の表だけでは考え方が合っているのか、本当は日本株全体がそうなっているだけなのかわかりませんので^^;

検索にヒットした数は14件で中央値は株価上昇率が106%, 配当上昇率が123%です。・・・おぉ!ちゃんと負債が少ない方が良い傾向がでていますね!世間の皆さんも負債が多いところは不安と感じているということでしょうか。

3年で3~4%増という結果なので、微々たるものと思うかもしれませんが、他の条件と組み合わせればかなり有効なんじゃないかなと思います。

今後も有益な情報を模索していきます!ではでは。

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